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カメラを使わない作品 第5回 ケッセルスクライマーの仕事(後編)

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こんにちは。between the booksエディターの井関ケンです。

自分で写真を撮らなくても作品を作ることができるんです。カメラを使わない写真作品を紹介します。

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ケッセルスクライマーはオランダの広告代理店が立ち上げた出版部門。ファウンド・フォトを使ったいろいろな写真集を作っています。前編では「Usefulr Photography」というシリーズを取り上げましたが、今回は、より個人的な物語に焦点をあてた「in almost every picture」というシリーズです。スーパースターやヒーローは出てきません。もっとずっと身近な出来事です。

ケッセルスクライマーの中心人物、エリック・ケッセルスが見つけた小さな物語、2つ紹介します。

in almost every picture #8

頭に何でも乗せられるウサギを飼っていた男の物語

名前はウーロン、何でも乗せます。(1999年)

ボンタンアメ、よもぎまんじゅう、ウーロン。(2000年)

バームクーヘン、21世紀、ウーロン。

2001年になりました。

ウーロン、8歳になりました。(2002年)

しかしウーロンは具合が悪くなってしまいます。(2003年)

(2003年)

(2003年9月23日)

この飼い主はウーロンが死んでしまうまで、何年にもわたって撮った写真をブログで公開していました。

エリック・ケッセルスはネット上でこの「飼い主とペットの愛の物語」を発見し、本人の許可を得た上で写真集にしたのです。

2つ目のストーリーです。

in almost every picture #9

黒い愛犬を写真に撮ろうとしたが結局撮れなかったある家族の物語

犬の形に写真を切り抜いてるんじゃありません。愛犬を写真に撮りたかったんです。

ソファーにかかった布が犬の形になったんじゃありません。愛犬です。

外でカラーでも撮ってみたんですけどだめでした。

写真に撮れないモノ、あったんですね。

物語性のある写真を探してきて、編集し写真集にする手法。高価なカメラも暗室作業も必要ありません。

写真にはいろいろな可能性がありますね。

Written by iseki ken

2012/11/29 at 14:59

Posted in Found Photo