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Joachim Schmidtを知っていますか?(後編)Do you know Joachim Schmidt?

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こんにちは。between the booksエディターの井関ケンです。

前編ではドイツ人写真家、Joachim Schmidt(ヨアヒム・シュミット)の「ストリートの写真」を紹介しました。

シリーズ「Pictures from the street」より

ストリートで「撮った」写真ではなく、「拾った」写真でしたね。

このような、撮影者や撮影時期が不明な匿名の写真をファウンド・フォトといいます。シュミットはこのファウンド・フォトを用いた作品を20年以上も作り続けているアーティストです。

シリーズ「Archive」より。

シュミットは1989年、インターネットも普及していないころですが、こんな宣言をしました。

「No new photographs until the old ones have been used up! (古い写真を使い切るまでは新しい写真はいらない!)」

世の中には写真があふれている。もう自分で撮る必要ないよ。と悟ったのでしょうか。ただ、自分で好きな場面を写真に撮って表現するのとでは伝えたいものが違いそうです。

シュミットは拾ったり集めたりするだけではなく、こんな作品も作っています。

おじさん?少女?

ビアード(口ひげ)ボーイ?

世の中の写真を使い切ろうとせっせと写真を集めていたシュミットは、写真館で古いポートレート写真を譲り受けましたが、写真のネガは流用されないようにすべて半分に切られていました。それをうまく使って半分に切られた2枚のポートレート写真を1枚にしたのがこの「Photogenetic Drafts」シリーズです。

同じ種類のちらしや広告写真をシュレッダーにかけて再構築した「Statics」というシリーズ。ちなみにこれはピザの広告写真です。

シュミットの「写真使い切る宣言」から20年以上たった今、インターネット上に何億枚*1もの写真が毎日アップロードされ続けています。

シュミットは当分カメラ必要なさそうです。

*1 facebookだけで1日に2億5千万枚の写真がアップロードされています。

Written by iseki ken

2012/07/20 at 21:38

Posted in Found Photo