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「フレンチ・ウィンドウ展」のクロード・クロスキー

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現在、森美術館で開催中の「フレンチ・ウィンドウ展」のなかで、クロード・クロスキーというアーティストによる、写真を使った面白い作品が展示されていました。編集者の林央子さんが、アーティストにインタビューを行い、寄稿いただきましたので紹介させていただきます。展覧会は8月28日(日)までです。

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森美術館で開催中の「フレンチ・ウィンドウ展」に、円形のテーブルの上に世界中の写真を多数、配置したクロード・クロスキー。観客はその写真に触れることができ、裏返すとまた別のイメージが現れる。作品に手を触れていいということを前提にした軽やかなインスタレーションは、写真展示と観客の関係を再考させる作品だ。アーティストに2つの質問をしてみた。

林 どうして、人が手で触れられるアート作品を作ったんですか?

クロスキー 「フラット・ワールド」では、「建築と個人」の権威主義的な関係をさかさまにしたい、と思ったんだ。

そこにあるのは強烈で、たくさんの素材だけど、でも普通の紙に、普通のゼロックスのクォリティで白黒プリントされている。

スタジアムやタワーや記念碑その他を、人の手に渡したんだ。

我々が垂直な壁面の上に見上げるものとしてのアートワークを、低い水平なテーブルというものにおき、それを操作したり変容させるようにしたんだ。

林 過去の作品をみても、あなたは以前から、写真に強い興味をもっていましたね。とくに90年代から、雑誌や広告のなかで使われている写真をアートの素材にした作品をたくさん作っています。今回は、どういう理由で写真を作品にとりこもうと思ったのでしょうか。

クロスキー 自分の作品の中心にあるのは、「意味」を問うこと、そして「表現の意味」を問うことなんだ。

ここで僕は、「世界と、その表面上に、男性や女性がつくったものの痕跡」を表現するものを提示してみた。

でもその「表現」は自分が作ったものでない衛星写真を通して行なっている。

でも僕の作品の根底にいつもあるのは、「見ること」「選ぶこと」「フレームすること」「見せること」、いつもそのことなんだ。

衛星(写真)は、ある特別な被写体に対して適切なレンズを使うようなものだ。

それから、この作品「A Flat World」については、自分のスタジオを離れることなく、世界中を探検することができる、という点が気に入ってるよ。これって、もうひとつの自由の体験だよね(現実に旅行をすることより)。

*Why did you make an installation that people can touch your work?

With “A Flat World”, I reverse the authority relation between architecture and individual, by flattening the construction on the plan of the photograph, by replacing strong and/or rich materials into common paper and common xerox quality black and white print, by putting the stadiums, towers, monuments, etc in the hands of the public. To do so, I also bring down the art work we look up to on the vertical plan of the wall or the plinth on the low horizontal plan of the table, where it can be manipulated, transformed.

*I know your interest in photographs since before. This time what was the purpose to include photographs in your works?

The question of meaning and means of representation are central to my work. Here I propose a representation of the world and marks made on its surface by man and woman not directly, but through other representations, satellite photos I haven’t made. But my work remains the same, it is about looking, choosing, framing, showing… The satellite is just like using the appropriate lens to photograph a specific object. I like also to explore the whole planet without moving from my studio, it’s an other experience of freedom (than traveling).

 

Written by iseki ken

2011/06/06 at 9:06

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